去年の夏にはじめて

去年の夏にはじめて涸沢にテント張って泊まったら、なるほど北アルプスの中心といった感じで沢山の人でにぎわっていて、こんな場所ははじめてだなっと思った。その最たるものが小屋の売店で声をはりあげてる女の子が皆かわいくて、まじかよと思ったけどやっぱりなと思ったのは、前から雑誌とかで涸沢の小屋の紹介をみていてうすうすイメージができていたからで、働いている人は若くてかっこよくてかわいい人が多くて、スキーというよりスノーボードがめちゃうまそうな感じの、ひけた腰のままずっこけてるオレに無意識の劣等感を与えていることに微塵も気がつかないキラキラした笑顔を振りまいている感じ。やせて色白で海が全くにあわないオレがかつて海の家で感じた劣等感にまさか山で出会うとは、、といってもけっこう予想していたけど。

 

じぶんはその日は大キレットを緊張して歩いてきて、たまたまいっしょになった韓国の人とテントをとなりに張ってビールをちびちびやった。僕は韓国の映画が好きなのでその話をすると彼も映画が好きでしかもけっこう残虐なホラーみたいなのが好きで、実は僕もその種の映画は好きなので、映画秘法って雑誌があるから読んでみるといいとか、日本にはグロいって言葉があって内臓がとびだしてグチャグチャになったりする描写のことを英語のグロテスクを短くした造語で、みたいな話をしたら、その人は、いい言葉ですねえ!ときゃっきゃはしゃいでいた、、、。

 

今はまだいいかもしれないけど、これから年をとってどんどん親父になったらよけいこの劣等感は強くなるだろう。そうしてそれを乗り越えてじじいになると自意識もなにも遠慮もなくなって酔ってけつとか触っちゃうのだろうか。

 

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